SNSの隆盛に伴い、理想的な自分を維持するために心理的に無理をする人が増えている

気付きにくい心の病気

医者

明るいからと言って元気だとは限らない

人は誰しも、生きている間に何らかの病気を経験する生き物です。それは風邪やインフルエンザなどの季節的なものもあれば、入院や手術が必要な病気など様々あります。そして、人が罹患する病気には心の病気というものも存在します。心の状態ははっきりと目に見えるものではありませんが、心の病気は熱があるわけでもないのに何となく体の調子が悪い、気分の落ち込みが続くなどの不定愁訴のような症状が現れます。代表的な病気としては鬱病が挙げられますが鬱病にも種類があり、中には微笑み鬱病という病気があるのを知っているでしょうか。微笑み鬱病とは、一般的な鬱病と違って明らかに落ち込んでいる状態ではなく、逆に見た目は明るく、笑顔を絶やさないため見落とされがちな鬱病とも言えます。学校や会社など、人と関わる場所にいる時はにこにこと笑っていますが、一人になると典型的な鬱状態になる特徴がある病気です。周りの人が気付きにくい病気ですが鬱病の一種でもありますので、病院を選ぶ時は精神科か心療内科を受診します。

微笑み鬱病は、鬱病と同じように基本的に真面目な性格の方がなりやすい病気です。また、人より責任感が強かったり周囲に心配をかけたくないと無理をしてしまう、そんな性格の方が微笑み鬱病になる傾向が強く、その性格ゆえに人前では笑顔を見せ、無意識に大丈夫な自分を作ってしまいます。ですが、心はいっぱいいっぱいの状態ですので、眠れないなどの睡眠障害や食欲不振、午前中は調子が出ないなど鬱病の症状と同じような状態が見られたら、迷わず精神科、または心療内科での治療を受けることをお勧めします。初めて受診する方はハードルが高いと感じる方もいますが、病院では治療法も確立されていますので安心です。治療法はカウンセリングや薬物治療、休養などがあり、患者の状態に合わせて治療を進めてくれます。大切なのは、調子が良くなったからと言って自分で勝手に薬物治療をやめてしまわないことです。薬は医者の指示通りに飲みましょう。そして休養は積極的にしっかりと取ること、この二つが重要なポイントとなります。